メガネは案外奥が深いものです。
私たちの生活に身近なメガネにもかかわらず、またはだからこそ、「メガネ」にはまだまだ様々な誤解があるようです。
はたまたメガネ屋だからこそ知っている世間にはあまり知られていない使えるマメ知識もたくさんあります。

メガネをもっと楽しんでいただくために、もっと大きな事を言えばメガネ好きがもっと増殖するように、
メガネについてちょっとお伝えしたい「正直な話」。


せっかくお気に入りのメガネがみつかったなら、できるだけ大切に、いつまでもキレイに使いたいものですね。
でもメガネは毎日顔に乗せるモノ。普通に使っていてもどうしても汚れてしまいます。
汗や皮脂、お化粧や整髪料、細かい埃や髪の毛、お料理のときに飛ぶ油など、日々汚れにさらされています。
また部品や材質によっては長〜く使ってると劣化してくるものもあります。
そんなメガネをどう手入れしていれば長く使っていただけるか。それが今回のお話です。

ご家庭でのクリーニング
ご家庭でのメガネのお手入れについて、「どうやって洗えばいいの?」とよく質問を頂きます。
基本的にはあまり神経質になっていただくことはありません。カンタンです。

1.中性洗剤(食器用洗剤)をつけて指でやさしく洗ってください(スポンジ、タワシは絶対にダメです!)
2.流水で洗剤を流します(お湯ではなく必ず冷たい水で洗ってください!)
3.柔らかいティッシュやメガネ拭きで水滴をふき取ってください(タオルはおすすめできません!)

基本的にはこれで大丈夫です。

レンズのお手入れとお取り扱いについて

レンズの1番の大敵は「キズ」です。プラスティックレンズも以前よりずっとキズがつきにくくなりました。
それでも極力キズを防ぐためには、キズがつかないように扱っていただくしかないんです。

テンプルを開いて置く時も油断しないように。写真のようにしていただければ事故は防げます!


レンズの表面には傷を防ぐコーティングや視界を明るくするコーティングが施されています。
レンズもコーティングもその材質自体は特別熱に弱いワケではないのですが、熱を受けたときの膨張率に差があります。
その膨張率の違いのために、熱を受けたレンズはコーティングがしわしわになり、視界もゆがみます。
そのしわしわは直すことは不可能です。熱はレンズのもうひとつの大敵です。

冬場だとストーブなどの暖房器具のそば、夏場だと閉め切った車のダッシュボードなどには置かないでください。
またお湯などで洗うのも避けていただいた方がよろしいかと思います。大事なメガネとはお風呂をご一緒になさらないほうが得策です。

メガネはすっきりキレイな視界が肝心。レンズが「汚れたな」ってときはメガネ拭きで拭いてください。
ただ拭いただけでは落ちない油汚れなどはレンズクリーナーなどをご利用ください。
また砂埃などで汚れた場合は、そのまま拭いてしまうとそのゴミによって細かい傷がつくことがあります。
そういった汚れにはやはり水洗いです。


セルフレームのお手入れ
セルフレームは熱で柔らかくなる性質があります。暖房器具の近くなどには置かないで下さい。
そして洗うときには決してお湯は使わないで下さい。表面から油分が抜け、折角のつやが無くなってしまいます。

熱で柔らかくなるセルフレームは夏場の気温や体温でも徐々に緩くなってきたりします。
お買い上げ当初のフィッティングが合わなくなってきますので、メンテナンスを兼ねて時々再フィッティングにお越し頂くと良いと思います。


ありゃりゃ?壊れちった?という場合
ついつい踏んじゃったり、お尻の下に敷いてしまったり、はたまた赤ちゃんにいたずらされちゃったり、愛犬にしゃぶられたり、愛車で轢いちゃったりなどいろーんなアクシデントで壊れたフレームが持ち込まれます。
ちょっと曲がっちゃったくらいならお店に持ってきてください。結構直るもんです。

何か特別不具合が起きた場合だけでなく、メンテナンスのために数ヶ月に1度程度ご来店頂くとベストです。
洗浄もいつでも無料でさせていただきます。超音波洗浄機で洗うとバッチリきれいになりますよ。
劣化した鼻パッドやテンプル先のセル部分も交換できますので
お申しつけください。

今回はちょっと細々と長い内容になってしまいました。次回はもっと柔らかく
読みやすく努力!

●backnumber
  vol.1 メガネが似合わない顔なんてナイ!
  vol.2 大切なメガネと長く付き合おう
  vol.3 もうセルフレームをあきらめない!
  vol.4 カラーレンズを楽しもう